人×お酒の物語

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『吉田酒造』五代目が語る!島根県安来市から届ける「月山」しぼりたて|日本酒×歴史×蔵元の物語
『吉田酒造』五代目が語る!島根県安来市から届ける「月山」しぼりたて|日本酒×歴史×蔵元の物語

代表銘柄に『月山』を持つ島根県安来市の「吉田酒造」のしぼりたてをお届けします。
歴史深い島根の土地で、長く酒造りをしてきた月山の歴史や秘密に迫るべく5代目蔵元・代表取締役の吉田智則さんにお話を伺いました。

「月山」の名前の由来を教えてください!

ーー特徴的な丸いロゴマークに込められた意味やモチーフは?

酒蔵の裏に嘗て難攻不落の山城 月山富田城(がっさんとだじょう)と呼ばれる尼子家の居城がありました。この城があった山は、その後も月山とよばれ地域のシンボルとなっており、この名前を使い古くから酒造りをしていた経緯があります。

使用しているロゴはこの『月山』をイメージしたもので山の上に輝く三日月が特徴です。この三日月は尼子家再興にその人生を捧げた名将 山中鹿介のシンボルでもあります。

 

ーー「月山」の酒造りにはどのような特色がありますか?水や米、酵母について教えてください。

仕込水は硬度0.1前後の超軟水を使用しています。これにより出来立てでも柔らかいお酒となります。米は島根県産米を主に使用しており、特に弊社の奥にある仁多地区で出来たお米を多く使います。

造りに関しましては、近年の暖冬傾向や弊社の醸造期間が長い事もあり冷蔵設備を増やしています。仕込み蔵も大型パネルに覆われた温度調整可能な空間となっており、どのような気候でも安定した酒造りが出来ます。また、瓶詰工程も全て見直し、弊社が目指す綺麗な香りと味わいを最適に表現できるものに更新しました。

 

ーー今後の展望や目標について教えていただけますか?将来のビジョンや新たな取り組みは?

まだまだ我々が日本酒の魅力をお伝えし切れていない方々も多く、その辺りの情報発信が必要だと痛感しております。また、海外市場にも更に多くの可能性がありますので、他の蔵元様とも協力しながら世界中に日本酒を普及していければと思います。持続可能な活動が求められている近年、貴重なお米から出来る日本酒に関しては以前よりそれが出来ていると思っています。ただ、その辺りの精度をさらに上げ、PRしていくことも必要です。弊社が300年紡いだ歴史を次の300年に繋げる活動をしていきたいと思います。

 

ーーあなたにとっての日本酒とはどんな存在ですか?

神々が集う島根のお酒は多くの縁を結ぶ飲み物だと思っております。より多くの方々の幸せな縁を繋げ人生を豊かにしてくれる存在として日本酒をとらえその魅力を伝え続ける事が自分の使命です。

吉田酒造とは

出典:吉田酒造公式サイト

高岡 麻彩(Maaya Takaoka )

京都府出身。関西学院大学卒業。
日本酒サブスクリプションサービス「日本酒にしよう」CEO。年間50以上の酒蔵を訪問し、1,000以上の日本酒をテイスティング。燗酒コンテスト2021・ワイングラスでおいしい日本酒アワード2022審査員。きき酒師資格取得。
インドで「Sake box」をプロデュースし、海外の新規市場開拓にも貢献。「日本酒を知ることは、日本を知ること」をモットーに、日本酒は大切な文化であり、守り伝えていくべく国内外に活動を広げている。

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